ブログ 異文化 言語 通訳

高市首相 ベトナム・オーストラリアを訪問 / 日豪友好協力基本条約署名50周年

高市首相が、2026年5月1日から5日までベトナム及びオーストラリアを訪問する事が、4月28日に発表されました。今回の記事では高市首相及び4月に行われた小泉防衛大臣のオーストラリア訪問でも取り上げられた、「日豪友好協力基本条約署名50周年」に関する情報をご紹介。また、オーストラリアの基本情報や、ミーハングループが取り組んでいる日豪関連の案件等についてもご紹介します。joronoによるPixabayからの画像)

高市首相
オーストラリアを訪問

高市首相が、2026年5月1日から5日までベトナム及びオーストラリアを訪問する事が、4月28日に発表されました。

外務省発表のスケジュールによると、2026年5月3日にオーストラリアの首都 キャンベラに到着。4日に日・オーストラリア首脳会談等を行い、5日には帰国の途につく予定とのこと。

高市総理大臣のベトナム及びオーストラリア訪問(外務省・2026年4月28日)

オーストラリアでは、アンソニー・アルバニージー首相との間で日豪首脳会談等を実施する他、サマンサ・モスティン連邦総督を表敬する予定です。

本年は日豪友好協力基本条約署名50周年の節目の年であり、今回の訪問を通じて、両首脳間で、日豪の「特別な戦略的パートナーシップ」を更なる高みに引き上げるべく、安全保障、経済、経済安全保障、人的交流をはじめとする幅広い分野における両国協力の一層の強化について議論を行う予定です。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_takaichi/pageit_000001_02904.html

小泉 防衛大臣
オーストラリア訪問

高市首相のオーストラリア訪問に先立ち、2026年4月18日〜19日まで小泉進次郎防衛大臣がオーストラリア・メルボルンを訪問。

リチャード・マールズ国防相 / The Hon Richard Marles MP・Deputy Prime Minister, Minister for Defence と会談しています。

こちらは、日豪防衛相会談後の日豪防衛相共同記者発表の動画になります。日英の通訳者達が、両大臣のスピーチの逐次通訳をしています。

オーストラリアの
首都 キャンベラ

小泉進次郎防衛大臣が訪れたのは、オーストラリア第2の都市 メルボルン/ Melbourne でしたが、首都は高市首相が訪れるキャンベラ / Canberra になります。

オーストラリアの首都機能移転(国土交通省)

オーストラリアでは、1901年に連邦制国家が成立し、英国からの独立を果たしました。新たな国家の首都の位置については、シドニーとするかメルボルンとするかで論争がありましたが、1908年に両都市のほぼ中間に位置するキャンベラに新たな首都を建設することが決まりました。キャンベラは今日、オーストラリア最大の内陸都市として成熟段階に入りつつあります。

https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/service/panf/g_panf2007_3.html

オーストラリアと言うと、第1の都市 シドニー / Sydney や、観光地として知られるゴールドコースト / Gold Coast 等を思い浮かべる方も多いと思いますが、首都はキャンベラです。

国土交通省の説明にもある様に、キャンベラは首都として設計された計画都市(人工都市)であり、例えるならアメリカのワシントンDC / Washington, D.C の様な場所になります。

なお キャンベラは、位置的にはシドニーと同じニューサウスウェールズ州にありますが、首都である為、オーストラリア首都特別地域 / Australian Capital Territory(略称: ACT)に属します。

アメリカのワシントンD.C.が、アメリカ合衆国連邦政府の直轄地であり、どの州にも属さないコロンビア特別区 / District of Columbia(略称: D.C.)にあるのと同じです。

オーストラリア連邦総督

オーストラリアの正式名称は オーストラリア連邦 / The Commonwealth of Australia で、連邦立憲君主制 / Federal Constitutional Monarchy の国になります。

オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)基礎データ(外務省)

現在のオーストラリアの首相はアンソニー・アルバニージー / Anthony Albanese 氏ですが、君主は英国王でもあるチャールズ三世 / King Charles III になります。

今回のオーストラリア訪問で、高市首相が表敬する予定のサマンサ・モスティン連邦総督 / Sam Mostyn・The 28th governor-general of Australia は、オーストラリアにおける君主=チャールズ三世国王陛下の代理人です。

連邦総督は君主の名代として首相の任免や法案の裁可などの執務を行う、国内で最高位の公職となります。その為 サマンサ・モスティン連邦総督の、英語での敬称も含めた名前の表記は Her Excellency the Honourable Ms Sam Mostyn AC となります。(AC=Companion of the Order of Australia

「国王陛下の代理人」オーストラリア第28代連邦総督が宣誓就任 (2024.07.02 日豪プレス)

日豪友好協力
基本条約署名50周年

高市首相及び小泉防衛大臣のオーストラリア訪問でも取り上げられた「日豪友好協力基本条約署名50周年」。

多岐にわたる分野での関係拡大強化を目的とし、1976年に署名された「日豪友好協力基本条約」が50周年を迎えるにあたり、様々な記念行事やイベントが今年2026年は行われる様です。

日豪友好協力基本条約署名50周年(令和8年4月2日 外務省)

我が国とオーストラリアは、2026年に日豪友好協力基本条約署名から50周年となる節目の年を迎えました。

本条約は、日本とオーストラリアとの間の多岐にわたる分野での関係の拡大強化を目的とし、1976年6月16日に当時の三木武夫総理とマルコム・フレーザー首相との間で署名され、政治、経済、労働関係、人権など幅広い分野における相互理解・協力について確認しています。

50周年は、日豪の「特別な戦略的パートナーシップ」を更なる高みに引き上げる機会です。安全保障、経済、文化、人的交流を含めた幅広い分野で関係を一層促進していきます。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/au/pagew_000001_02546.html

日豪友好協力基本条約署名50周年の公式ロゴマークは、2025年9月16日~10月24日まで一般公募が実施され、日豪両国で200件以上の応募があった中から、兵庫県の大学生 中西麻緒さんの作品が選ばれました。

「海を越えて続く友情」と「未来への希望」をテーマにデザインされたこの公式ロゴマーク。数字の「5」は両国をつなぐ波を、「0」は太陽と月を表し、日本の桜とオーストラリアの南十字星を融合させており、赤と青の対比は文化の多様性、金色の光は新しい時代の調和と繁栄を象徴しているそうです。

日豪友好協力基本条約署名50周年の公式ロゴマークの決定(令和7年12月19日 外務省)

なお、日豪友好協力基本条約署名50周年の英語表記は the 50th Anniversary of the Signing of the Basic Treaty of Friendship and Cooperation between Japan and Australia となり、略称的に 50 Years of Friendship and Cooperation とロゴには記載されています。

Announcement of the Official Logo for the 50th Anniversary of the Signing of the Basic Treaty of Friendship and Cooperation between Japan and Australia (December 19, 2025 Ministry of Foreign Affairs of Japan)

オーストラリアで行われる様々な日豪記念行事やイベントについては、オーストラリア政府外務貿易省のページや、在オーストラリア日本大使館のページで見る事が出来ます。

メルボルンで開催
第34回英日・日英翻訳国際会議

日本翻訳者協会(Japan Association of Translators、略称はJAT)が運営している英日・日英翻訳国際会議(IJET)は、1990年から毎年1回・2日間に渡り、日本と英語圏の国とで毎年交互に開催されています。

そして、今年2026年に開催される第34回英日・日英翻訳国際会議(IJET-34)は、9月5日~6日 オーストラリア・メルボルンで開催予定とのこと。

詳しくは JAT の以下リンク、Webページにてご確認下さいませ。

JATとは?
日本翻訳者協会(Japan Association of Translators、略称はJAT)は、1985年に、翻訳者のための情報交換の場を設け、それによって翻訳の品質を向上させ、翻訳をさらにやりがいのある仕事へ高めることを目的に設立されました。

「実際に翻訳を行うのは、翻訳会社ではなく翻訳者個人であり、翻訳という職業の発展のためには、個人翻訳者の関心事や利益を重視すべきだ」という基本理念のもと、会員資格は個人の翻訳者または通訳者に限定されています。

当協会は、2001年4月以降、東京都認定の特定非営利活動法人(NPO法人)として活動しており、2018年11月現在、会員数は700名強で、そのうちの約5割は海外在住者です。JATは、会員に専門的能力の開発やネットワーキングのためのあらゆる機会およびリソースを提供しています。

https://jat.org/ja/about

オーストラリアと
日本の時差

南半球に位置するオーストラリアは、日本と季節が真逆になります。つまり日本が春から初夏となる4月~5月は、オーストラリアは秋~初冬になります。

ところでオーストラリアと日本の時差はどれくらいあると思いますか?

オーストラリアには、基本的に「東部」「中央部」「西部」の3つの基準時間がありますが、夏になるとサマータイム(daylight saving time・DST)を導入している州もある為、5つのタイムゾーンに分かれます。

※本記事では、サマータイム(daylight saving time・DST)実施期間は、大まかな目安として10月~3月としていますが、具体的な日付 及び 期間は年によって若干異なります。

つまり日本との時差は、オーストラリア東部にあるシドニーやキャンベラ、メルボルンなどは、今の時期(4月~9月)ならば日本時間 +1時間。夏(10月~3月)だとサマータイムを実施している為 +2時間の時差となります。

しかし、同じく東部にあるブリスベンやゴールドコーストは、サマータイムを実施していない為、時差は常に +1時間。

オーストラリア中央部にあるアデレードは、4月~9月ならば日本時間 +30分ですが、サマータイムを実施しているので10月~3月は +1時間30分。

しかし、同じく中央部にあるウルル(エアーズロック)は、サマータイムを実施していないので、時差は常に +30分。

オーストラリア西部のパースも、サマータイムを実施していない為、時差は常に日本時間 -1時間となります。

ANZCCJ

日本で活動する外国の企業を支援する団体が、各国ごとにある事はご存知でしょうか。

在日外国商工会議所リスト

ANZCCJ とは、Australian and New Zealand Chamber of Commerce in Japan / 在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所 の略称で、日本で活動するオーストラリア及びニュージーランドの企業を支援する商工会議所になります。

ANZCCJ Website
About us


The Australian and New Zealand Chamber of Commerce in Japan (ANZCCJ) is an independent, non-profit organisation that has been dedicated to the development of commerce between Australia, New Zealand and Japan since 1972.

The ANZCCJ currently has approximately 550 members. The membership consists of Australian and New Zealand members conducting business in Japan, Japanese companies with economic ties to Australia and New Zealand, overseas members and others maintaining business relationships between Japan and Australia/ New Zealand.

在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所(ANZCCJ)はオーストラリア、ニュージーランド、日本の3国間のさらなる商業発展のため、1972年に発足した非営利団体です。

今日、ANZCCJは、日本においてビジネスを経営するオーストラリアやニュージーランドの企業、オーストラリアやニュージーランドとの経済関係を持つ日本の企業、またその他日本、オーストラリア、ニュージーランドと関わりのある企業の約650人名の会員の皆様により構成されています。

https://anzccj.glueup.com/organization/2349/about/

ミーハングループでは、オーストラリア出身で、アジア太平洋チームリーダー及び日本語>英語の翻訳を担当するアラン・エバンス / Alan Evans が、ANZCCJのメンバーとして活動。

グリーンスチール(製造過程で排出される二酸化炭素を大幅に削減した鉄鋼材料)関連の案件や、先日行われた国際女性デーのイベント等の協賛(通訳者コーディネート)等を担当しています。

ANZCCJの特徴
アラン・エバンス

ANZCCJの大きな特徴は、2か国による商工会議所だと思います。

ニュージーランドとオーストラリアは、様々な面において「兄弟」の様な、似た部分が多い国です。もちろん違いもありますが、それも含めて「兄弟」的な関係と言えるでしょう。

その為、ANZCCJでは「日豪」だけではなく「オーストラリアとニュージーランド=豪新」のこともやっています。例えばKiwi-Aussie Mixerというイベントは、割と頻繁に行われており、2026年5月21には ANZCCJ Kiwi Aussie Mixer Tokyo Edition と言うイベントが渋谷で行われます。 

※ニュージーランドの漢字表記は「新西蘭」略称として「」が使用されることもあります。

ANZCCJでは、オーストラリア(又はニュージーランド)に関するイベントも数多く行っており、例えばスポーツならば、クリケットとラグビーに関連するイベント等を開催しています。

また、今年は日豪友好協力基本条約署名50周年に関連したイベントも多数行われます。

一方で、日本文化に根差したイベントもANZCCJでは実施。特に忘年会と新年会は1番人気のイベントかもしれません(笑)

南オーストラリア州産ワインの魅力を日本市場に向けて発信するため、ワインメーカー来日セミナーおよびテイスティングイベントが、2026年5月20日 東京・5月21日 大阪にて開催されます。

詳細
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000076279.html

さらに、大阪でのイベントが開催される5月21日の夜には、キャプション by Hyatt なんば大阪 にて、南オーストラリア州政府日本事務所とANZCCJが共催するワインテイスティングパーティーも開催されます。

ANZCCJ イベントページ
https://anzccj.glueup.com/event/south-australia-where-wine-flows-wine-tasting-party-osaka-178674/

オーストラリア出身
アラン・エバンス

ミーハングループで、アジア太平洋チームリーダー及び日本語>英語の翻訳を担当するアラン・エバンスはオーストラリア出身です。

アジア太平洋地域のプロジェクトでの、翻訳者/通訳者のコーディネートや、遠隔地の通訳に関する組織的・技術的サポートも担当。

2017年から日本に在住し、慶應義塾大学大学院 ガバナンス・メディア研究科修士課程修了後、ミーハングループに入社。JETプログラムの英語教師としての経験も2年間あります。


ミーハングループのブログでは、今後も日本に近い英語圏の国であるオーストラリアの情報も、 アラン・エバンスのコメント等と共にご紹介していく予定です。

関連記事

-ブログ, 異文化, 言語, 通訳
-