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インターンシップ

ミーハングループは、豪州外務貿易省/Australian Government Department of Foreign Affairs and Trade が実施している New Colombo Plan Scholarship Programで来日、早稲田大学 日本語研究センターに留学中の学生さんを1名 インターンシップとして受け入れています。今回は、そのインターンシップ生のインタビューをお届けします。

インターンシップとは

インターンシップ / インターン とは何か?デジタル大辞泉 (コトバンク)では、簡潔に「会社などでの実習訓練期間。学生が在学中に自分の専攻に関連する企業に体験入社する制度。体験就業。」と説明されています。

これ以外にも、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(コトバンク) では「おもに医科大学あるいは大学の医学部を卒業した者が,医師としての必要な診療経験を積むために研修医(インターン)として病院に勤務すること,あるいはその研修期間,研修システム。」と紹介。

また留学用語集 「インターンシップ」の解説(コトバンク)では「留学においては海外の企業やNPO団体などで一定期間、研修生として活動することを指す。大きく分けて無給のものと有給のものがあり、無給であっても英語環境での勤務体験や、海外の社会に参加して得られる貴重な経験をキャリアアップに活かせるのがメリットである。」と説明されています。

from the Cambridge dictionary

  • internship noun [C] (IN A HOSPITAL)
    a period of training spent in a hospital by a young doctor in order to finish their medical qualification:
  • internship noun [C] (IN A COMPANY)
    a period of time during which someone works for a company or organization in order to get experience of a particular type of work:

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/internship

時代や状況、または業界によって異なる場合もありますが、仕事や職場を実際に体験することによって得られる知識や経験は、学生に大きな影響を与えます。

以下記事にて先日ご紹介しましたが、2026年8月~9月中旬までミーハングループは、豪州外務貿易省 / Australian Government Department of Foreign Affairs and Trade が実施している New Colombo Plan Scholarship Programで来日、現在 早稲田大学 日本語研究センターに留学中のHannah Smithさんを、インターンシップとして受け入れています。

今回は、その Hannah さんに、ミーハングループで経験した実際の翻訳業務についてや、彼女が日本語を勉強した経緯などについて伺ってみました。

インターンシップ
インタビュー

Hannah Smith さん

オーストラリア クィーンズランド州・ブリスベン出身。The University of Queensland にて、日本語と経済学を勉強。Bachelor of International Studies 学位取得のため留学。

Australian Government Department of Foreign Affairs and Trade(豪州外務貿易省) が実施している New Colombo Plan Scholarship Program にて2025年9月に来日。

現在、早稲田大学 日本語研究センターにて日本語(文法、敬語、文学など)を勉強中。2027年4月に帰国予定。

Hannahさんは、10代の頃から翻訳や通訳に興味があったとのこと。

ミーハングループのインターンシップでは、アジア太平洋チームリーダー及び日本語>英語の翻訳を担当するアラン・エバンスの下で、シンプルな日英翻訳や、日本的なビジネスマナー、仕事上でのコミュニケーションの仕方などを教わっています。

※1:The University of Queensland は、オーストラリア・クイーンズランド州の州都ブリスベンにある同州最古で最高峰の名門総合大学。大学世界ランキングでは2026年は46位にランクイン。多数のビジネスリーダーや政治家を輩出。俳優のジェフリー・ラッシュ(Geoffrey Rush)も同大学を卒業している。

※2:Hannah Smith さんの、ミーハングループでのインターンシップ期間は、2026年8月~9月中旬まで。

インタビュー

まずは、2026年8月~9月中旬までの約1ヶ月半 ミーハングループでインターンシップを体験した感想を、教えてください。

Hannah さん:とても楽しい経験でした。特に翻訳そのものついて学ぶことが楽しかったです。始める前は考えてもみなかった、沢山のスキルが翻訳には必要だと分かりました。例えば、同じ言葉やフレーズでも書き方(訳し方)がたくさんあるので、その文書に一番合う言葉を見つけるのには時間がかかります。

It's been a really fun experience overall. I've particularly enjoyed learning about translation itself, and discovering all the extra skills involved that I honestly hadn't thought about before starting. There's lots of different ways to write the same word or phrase, so it takes a lot of work to find the best one for the particular document I'm working with.

Hannahさんは通訳・翻訳の仕事にご興味があるとの事ですが、実際に通訳・翻訳会社で仕事をしてみての感想を教えてください。現在翻訳はテクノロジー(機械翻訳との共存)が進んでいますが、その点についての感想やコメントもあれば、ぜひ教えてください。

Hannahさん:このインターンシップの経験を通じて、驚いたことがいくつかありました。

特にここ数年、テクノロジーやAIがこれほどまでに進歩したのだから、現在よりもはるかに多くの翻訳作業をコンピュータが担うようになっているだろうと、私は考えていました。

しかし、実際にインターンシップを始めてみると、コンピューター(機械翻訳)にはまだ改善の余地がたくさんあることに気づきました。PDFのような、特殊な書式や複雑な書式が施された文書になると、コンピュータはそれを読み取ることもままならないことが多く、ましてや翻訳する方法を見つけることなど到底できません。

この経験を通じて、翻訳は依然として人間の判断が必要とされていることを、より深く実感することができました。

Quite a few things have surprised me during this experience. In particular, over the last few years I'd assumed that with how far technology and AI have advanced, computers would be handling a lot more of the translation work than they currently do. Once I actually started the internship, though, I realised that computers still have a long way to go. The moment a document is something like a PDF with unusual or complex formatting, a computer often can't even read it let alone find a way to translate it. It gave me a much better appreciation for how much human judgment is still needed in this field.

Hannahさんは、そもそもなぜ日本語を勉強・習得しようと思ったのですか?New Colombo Plan Scholarship Programに参加した理由なども含めて教えてください。

Hannahさん:日本語を勉強し始めた理由は少し面白いです。オーストラリアでは、通常、primary school (小学校)の終わり頃から外国語の学習を始めます。私が通っていた primary school (小学校)と high school(中・高校)には、日本語の授業がありました。

※オーストラリアでは6歳から義務教育が始まりますが、日本の学校とは異なり、小・中・高校通しでYear1~12と学年が決められています。

日本の小学校にあたるPrimary Schoolは、Year1〜Year6 が該当。日本の中・高校にあたるHigh schoolには、Secondary School: Years 7–10と Senior Secondary School: Years 11–12があり、日本の高校1年制相当するYear10までが義務教育となります。Year11、12のSenior High Schoolでは、授業は選択制になり、生徒たちは将来の目標や進路に応じて必要な科目を受講します。

参考 オーストラリアの教育制度 (中学・高校 留学センター)/ https://www.studyaustralia.gov.au/en/plan-your-studies/schools

Hannahさん:しかし high schoolに入っても私の日本語は、3年近く勉強したにもかかわらず、相変わらずかなり下手でした。それでも、高校を卒業したら日本でワーキングホリデーをしたいと強く思っていました。

当時の日本語の先生からは「その日本語力では、日本で仕事を見つけることは絶対に無理だ」と言われました。その言葉を聞いて、私は先生の言うことが間違っていることを証明するために、一生懸命勉強しようと決心したのです。

その努力は実を結び、卒業する頃には、私は州内でトップクラスの日本語の成績を収めることができ、卒業して間もなく、ワーキングホリデーで日本に行きました。

大学に入学して間もなく New Colombo Plan という奨学金プログラムのことを知りました。この制度は、オーストラリアの学生が海外で学び、働くことを支援することを目的としています。

私が応募した年、New Colombo Plan に「Language Track」というコースが新設されました。特に語学力の向上に重点を置きたい学生を対象としており、私は将来 日本の企業で働けるレベルまで日本語力を高めたいと考えていたので、このコースに応募しました。

オーストラリアと日本は経済的にも文化的にも密接な関係にあり、この奨学金は、自身の語学力を通じてその絆を強めると同時に、将来のキャリアの基盤を築くための絶好の機会だと感じました。

Looking back, the reason I started studying Japanese is actually a bit funny. In Australia, we usually begin studying a foreign language toward the end of primary school, and both my primary school and high school offered Japanese. When I got to high school, though, I was still pretty bad at it, even after almost three years of study. Despite that, I really wanted to go to Japan on a working holiday once I graduated. My Japanese teacher at the time told me I'd never be good enough at Japanese to get a job there. That was the moment I decided I was going to study hard just to prove her wrong.

The hard work paid off. By the time I graduated, I had one of the highest Japanese marks in my state, and not long after graduating I went to Japan on a working holiday.

Once I started university, I learned about a scholarship called the New Colombo Plan. Its goal is to support Australian students to study and work overseas. The year I applied, the program introduced a special new component called the "language track," aimed at students who wanted to focus specifically on maximising their language ability. I applied for that track because I wanted to build my Japanese to a level where I could eventually work with a Japanese company. Australia and Japan share a close economic and cultural relationship, and I felt this scholarship was a perfect way to strengthen that connection through my own language ability while building a foundation for my future career.

では最後に、今後の将来に対する夢や希望、目標などについて教えてください。

Hannahさん:high schoolに入る前から翻訳の仕事に興味がありました。今の目標は、その夢に向かって努力し続けることです。理想としては、日本国内で、あるいは日常的に日本語を使える場所で働きたいと思っています。

オーストラリアでは、多くの人が外国語を学ぼうとしない傾向があります。英語が国際的に広く使われているため「他の言語を勉強しなくてもいい」と感じる人が多いからです。私は他の言語を勉強することで、いろいろなチャンスがあることをみんなに伝えたいですし、より多くの人々に挑戦するきっかけになればと願っています。

I've been interested in translation since before I even started high school, and my goal now is to keep working toward that — ideally working in Japan itself, or somewhere I can use my Japanese regularly. In Australia, a lot of people choose not to study another language, partly because English is so widely used internationally that many feel it isn't worth the effort. I'd really like to show people the opportunities that come from learning another language, and hopefully encourage more people to give it a try.


Hannahさん、お忙しい中インタビューに対応頂き、誠にありがとうございました。

ミーハングループでは、常時インターンシップを受け入れているわけではありませんが、通訳や翻訳に興味がある方々や、通訳・翻訳スキルをブラッシュアップたいと思っている方々、語学に興味がある方々に、本ブログ記事等を通じて様々な情報をご提供する他、何らかの形でお役に立てればと思っております。

ミーハングループは、そもそもアメリカにて、アメリカ人のビジネス・コミュニケーションや交渉の在り方を培い、その後 日本及びヨーロッパでのビジネス・コミュニケーションや交渉の在り方のノウハウを蓄積しました。

現在では、通訳部門は、特にデリケートな訴訟や、意思疎通がうまく図れず難航している取引の場等にて大きな力を発揮しております。また翻訳部門でも、異なる常識や価値観を言語翻訳の面からサポート、双方がスムーズに理解しあえるサービスの提供を心がけております。

本来 人間同士のコミュニケーションは、言語情報=バーバルコミュニケーションが7%、非言語情報=ノンバーバルコミュニケーションが93%と言われています。(聴覚情報:声の質・大きさ・速さ(テンポ)等 38% / 視覚情報:見た目、身だしなみ、表情(視線)等 55%)

異言語同士が相互理解をする為には、常識や文化と言った背後情報や、ノンバーバルの部分を埋めるコミュニケーション・サポートが必須となります。また翻訳においても、言語の意味だけではなく、書き手の意図や読み手の受け取り方、行間を意識した訳をしなければ、文章を介したコミュニケーションは成り立ちません。

ミーハングループは、国際オリンピック委員会 / IOC 通訳チーフインタープリターのチームメンバー(日英/英日)を始めとし、超大型訴訟案件や外交案件、企業間のビジネス案件など、双方の背景を充分理解、バーバル・ノンバーバルも含めたコミュニケーションを意識しなければ務まらない通訳・翻訳案件を多数手掛けてまいりました。

今までの経験を元に、言語だけに留まらない『文化・ビジネス・心の橋渡し』を合言葉とし、通訳・翻訳と言う専門スキルにて、皆様のコミュニケーションをミーハングループはサポートしてまいります。

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