ブログ 翻訳 言語 通訳

山田五郎さん「オトナの教養講座」で紹介された書籍「美術の物語」の翻訳について

評論家で編集者の山田五郎さんが、2026年7月14日 原発不明がんにより逝去されました。今回のブログ記事では、山田五郎さんのYouTubeチャンネル「オトナの教養講座」で紹介された書籍「美術の物語」の翻訳について、少しご紹介したいと思います。Liz TomsによるPixabayからの画像)

評論家・編集者
山田五郎氏 逝去

評論家で編集者の山田五郎さんが、2026年7月14日 原発不明がんにより逝去されました。

評論家の山田五郎さん死去 67歳、美術など幅広い知識(2026年 7/22 共同通信 KYODO News / Yahoo Japan news)

美術をはじめとする幅広い知識を生かし、テレビ番組でも活躍した評論家でタレントの山田五郎(やまだ・ごろう、本名武田正彦=たけだ・まさひこ)さんが14日、原発不明がんのため死去した。67歳。東京都生まれ。葬儀は関係者で行った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc1b55cb56ff3089cdfb718909cf32fab55c7cd0

YouTubeチャンネル
「オトナの教養講座」

山田五郎さんのYouTubeチャンネル「オトナの教養講座」は、2021年1月から配信を開始。

様々な視点から、山田五郎さんが西洋美術などのアートについて解説するチャンネルで、登録者数は91.7 万人(2026年8月12日時点)。

2025年7月には、本番組の斬新さや面白さが評価され、伊丹十三賞を山田五郎氏が受賞。

株式会社宝島社から出版されている YouTube「山田五郎オトナの教養講座」公式BOOK「世界一やばい西洋絵画の見方入門」はシリーズ累計10万部を突破。シリーズ3作品の重版も決定したとのこと。

本書では、YouTubeチャンネルでも紹介された「ゴッホが『ひまわり』をたくさん描いた悲しい理由」「ルノワールが描いた『世界一有名な少女』の数奇な運命」「マネが遺した上手さとお洒落の集大成」など、名画に隠された知られざる背景や画家たちの人生を、山田五郎氏独自の視点とユーモアあふれる解説で紹介。

年表&人物相関図付きで、西洋絵画史の流れや画家同士の関係性も知ることができる構成となっており、YouTubeでは語られていない本書だけのエピソードも掲載されているそうです。


「世界一やばい西洋絵画の見方入門」シリーズ3作品の重版に関する詳細は、以下リンクのプレスリリースにてご確認下さいませ。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002474.000005069.html

山田五郎(やまだごろう) プロフィール

1958年、東京都生まれ。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。

卒業後、講談社に入社。『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部⾧などを経てフリーとなり、時計、西洋美術、街づくりなど、幅広い分野で講演、執筆活動を行った。

TV『出没!アド街ック天国』(テレビ東京)、ラジオ『山田五郎と中川翔子の「リミックスZ」』(JFN)にレギュラー出演。2026年7月14日、逝去。享年67歳。

書籍「美術の物語」の
翻訳についての解説

山田五郎さんのYouTubeチャンネル「オトナの教養講座」では、2025年6月13日に河出書房新社から出版されている書籍「美術の物語(原題 The Story of Art)」を紹介。

世界で一番読まれている美術の本であり、累計800万部を突破している「美術の物語」について詳しく解説されています。

河出書房新社 美術の物語 / 美術の物語 ポケット版  

さらに本動画では、本書の翻訳についても紹介。

本動画では、オーストリア系ユダヤ人の美術史家 エルンスト・H・ゴンブリッチ (Ernst H. Gombrich)が書いた「美術の物語(原題 The Story of Art)」を訳したのは、天野 衛, 大西 広, 奥野 皐, 桐山 宣雄, 長谷川 摂子, 長谷川 宏, 林 道郎, 宮腰 直人の8名と紹介。

当初 プライベートな読書会にて、「美術の物語」について議論をしていたと紹介されている 哲学者の長谷川 宏さんは、1998年にヘーゲル『精神現象学』の翻訳により、レッシング翻訳賞(レッシング・ドイツ連邦政府翻訳賞)、BABEL国際翻訳大賞・日本翻訳大賞を受賞。

妻で児童文学者・作家の長谷川 摂子さんは、東京外語大学でフランス科を専攻。

美術史家の大西 広(大西 廣)さんは、武蔵大学にて人文学部・比較文化などの教授を務められており、哲学者で翻訳家の天野衛さんはニーチェ『悲劇の誕生』R.D.レイン『引き裂かれた自己——狂気の現象学』等の翻訳を手掛けられています。

参考リンク〈あとがきのあとがき〉アランが注目する「芸術作品を生み出す現場」を通して、 哲学や暮らしを考える『芸術論20講』の訳者・長谷川宏さんに聞く(2015.02.03 光文社古典新訳文庫)

山田さんは動画内で何故、この人々が本書を翻訳する事になったのか?と言ういきさつや、様々な立場の翻訳者たちが それぞれ翻訳した内容を出版前に話し合い、最終的な訳文を決定していたなど、翻訳の過程も詳しく解説。

この様に、書籍やアート、アーティスト等について歴史も含めた詳細な背景情報を調べ、山田五郎さん独自の視点も盛込みながら、愛情をもって紹介・解説をしていたからこそ、このYouTubeチャンネル「オトナの教養講座」は、大変な人気になったのでしょうね。

素晴らしい方が、また1人この世を去られたのは本当に残念です。心より哀悼の意を表します。

アート系の翻訳

ミーハングループはアート系専門ではありませんが、以下の美術館にて英日 翻訳を手掛けています。

  • MoMA(ニューヨーク近代美術館)
    音声ガイド・案内文書、展示会パンフレット各種
  • アイルランド ダブリン国立美術館 
    音声ガイド・案内文書、展示会パンフレット各種

また、貴重な仏像などもあるお寺に掲示する、海外からの観光客に向けた注意書きの翻訳(英語ネイティブチェック)も行っている他、珍しいところでは、会席料理(懐石料理)のお品書き及び歴史的背景を紹介したリーフレットの英訳等も手がけています。

アートに限らず全ての翻訳に言える事ですが、歴史等も含む背景情報(コンテクスト)の理解が無い翻訳、ただ言葉を置き換えただけの翻訳では、その言葉や文章が伝えたい事は相手に伝わりません。

これは通訳でも同じことです。

アートの分野においても、言語だけに留まらない『文化・ビジネス・心の橋渡し』を合言葉とし、ミーハングループは通訳・翻訳と言う専門スキルにて、皆様のコミュニケーションをサポートしてまいります。

※ミーハングループは、2026年は8月13日と14日にお盆休みを頂いております。通常業務及びお問い合わせへの対応は、お急ぎの場合を除き、8月16日以降になりますこと、何卒ご理解・ご了承下さいませ。

関連記事

-ブログ, 翻訳, 言語, 通訳
-, , ,