新年あけましておめでとうございます。2023年は卯年、そこで卯年やウサギにまつわる英語表現も含めた「言葉のアレコレ」をご紹介します。仕事始めのアイスブレイク / 雑談の時などにご活用頂ければ幸いです。
株式会社ミーハングループは、2023年も通訳・翻訳と言う専門スキルにて、皆様のコミュニケーションをサポート。ブログでは通訳や翻訳について、また言語や異文化コミュニケーションに関する情報を、少しでも皆様のお役に立てる様、発信してまいります。今年もミーハングループをよろしくお願いいたします。
うさぎ
2023年は卯年、うさぎが今年の干支です。英語でうさぎは Rabbit と言う事は良く知られていますが、実は Hare と言う表現もあります。コチラは日本語では主に野うさぎと訳されます。
具体的にどこが違うのか動画で見てみましょう。
Rabbit と Hare 以外にも、うさぎを表す英語表現には Bunny もあります。
ワーナー・ブラザースのアニメ「ルーニー・テューンズ」に登場するうさぎのキャラクター バグッス・バニー Bugs Bunny をご存知の方も多いと思います。
Ralf RuppertによるPixabayからの画像
Bunny は日本語に訳すと「うさぎちゃん / うさちゃん」。つまり正式名称と言うよりは、愛称的な言葉になります。
bunny Cambridge Dictionary
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/bunny
noun child's word
a rabbit
卯年・兎年?
うさぎ年は、漢字で書くと卯年です。兎年とは書きません。「兎」と「卯」の違いは何でしょう?
動物 / 生物としてのうさぎには「兎」を使います。兎と言う感じはうさぎの姿から作られた象形文字とのこと。
参考サイト:「兎/兔」という漢字 (漢字 / 漢和 / 語源辞典)
では「卯」にはどんな意味があるのでしょう、またなぜ「卯年」と書くのでしょう?
2023年(令和5年)干支は卯!うさぎ年や兎の豆知識(All About)より
https://allabout.co.jp/gm/gc/313896/
漢字の「卯」は、門を無理に押しあけて中に入りこむ様子を表した字で、「冒(おかす)」と同系の語です。
中国の『漢書 律暦志』では、「おおう」を意味する「冒」で、草木が伸び出て地面を覆うようになった状態を表すと解釈されています。
中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しているので、十二支の4番目に、茎や葉が大きくなる様子を表す「卯」がくるのです。
「卯」と言う漢字を含め、十二支に使われている漢字は動物そのものを表すのではなく、昔は方角や時間、季節を表す時にも使われていた漢字で、それぞれに意味を持つとのこと。「虎」と「寅年」なども同様です。
卯年を英語で
十二支の事は、英語では一般的に Chinese Zodiac と言います。
今年の干支は「卯」です。を英語で言う場合、以下の様な表現が出来ます。
- 2023 is the Year of the Rabbit.
2023年は卯年です。 - This year is the Year of the Rabbit.
今年は卯年です。 - This year's Chinese Zodiac is the Rabbit.
今年の干支はうさぎです。
また、動物の「兎」と干支の「卯年」に違う漢字が使われている事は、以下の様に説明する事が出来ます。
We use different Kanji (Chinese characters) for the Year of the rabbit / 卯年 than we do for the animal "rabbit / 兎". ”Rabbit / 卯" is a Kanji used only in the 12 Chinese zodiac signs. In the olden days, it was used to indicate a direction, time, month, season, etc.
もちろん、この英文が唯一無二の正解ではありません。勉強のため、この文章を下敷きに他の言い方、言い回し、説明方法について考えてみるのも、良いと思います。
卯年 / Rabbit が
意味すること
卯年は、先ほど紹介した様に「茎や葉が大きくなる様子」を表しており、成長の年を意味しています。また、うさぎが跳びはねることから「飛躍」や、多産なことから「豊穣」なども意味します。
西洋 / キリスト教でも、タマゴと共にうさぎはイースターのシンボルになっています。これはうさぎが多産で繁殖しやすく、足が速くて躍動感があるため、豊穣や生命力を象徴する存在だからです。
異なる宗教 / 地域でも、同じ様なイメージ / 意味のシンボルとして捉えらえている「うさぎ」。
今年2023年は、今までの停滞していたムードから世界が一気に「飛躍の年」になる事を、私たちも心より願っています。
Rosy - The world is worth thousands of picturesによるPixabayからの画像
2023年も
文化・ビジネス・心の橋渡し
新型コロナウイルスによるパンデミックから始まり、2021年を境に世界は大きな変革の時代に入ったと言っても過言ではないと思います。
人々の働き方も変わり、多くの会議はオンラインに場を移しましたが、異言語/異文化コミュニケーションには、常識や文化と言った背後情報の理解が必要となります。
ミーハングループは、国際オリンピック委員会 / IOC 通訳チーフインタープリターのチームメンバー(日英)を始めとし、超大型訴訟案件や外交案件、企業間のビジネス案件など、双方の背景を充分理解、バーバル・ノンバーバルも含めたコミュニケーションを意識しなければ務まらない通訳・翻訳案件を多数手掛けてまいりました。
さらにオンラインでの遠隔通訳など時代のニーズにもいち早く対応しております。
世の中が変わっても、形が変わっても、私たちの仕事に対する姿勢は変わりません。
今年2023年も合言葉である『言語だけに留まらない 文化・ビジネス・心の橋渡し』は変わらず、通訳・翻訳と言う専門スキルにて、皆様のコミュニケーションをサポートしてまいります。