「対話と発展のための世界文化多様性デー/ World Day for Cultural Diversity for Dialogue and Development」はご存知でしょうか? 2002年12月の国連総会において制定され、毎年5月21日が記念日として祝われています。
今回のブログでは、この「世界文化多様性デー」についてご紹介。さらにこの日を記念して5月17日にオンラインで行われるカナダ大使館主催のイベント情報もご案内致します。
世界文化多様性デー
英語では World Cultural Diversity Day などと短く表記される事もあるこの「対話と発展のための世界文化多様性デー」。
国連が5月21日に定めたこの日の目的は「文化の多様性の価値をより深く理解し、その保護と発展、文明間の対話を促進させること」となっています。
国連Websitieより
World Day for Cultural Diversity for Dialogue and Development 21 May
文化・ビジネス・心の橋渡し
ミーハングループは 言語だけに留まらない『文化・ビジネス・心の橋渡し』を合言葉に、通訳/翻訳サービスを提供しています。
「通訳/翻訳業は、言語を訳す事が目的なのに、なぜ 言語だけに留まらない なのか?」と疑問に思われる方も多いかと思います。もちろん通訳/翻訳サービスを利用される方の主な目的は「理解できない言語を、理解できる言語に訳す事」だと思います。
しかし、実は言語だけを訳す=言葉を置き換えるだけでは、相手が言いたい事や、伝えたい事を理解する事は出来ません。
世界には多様な常識、価値観が存在します。日本では「当たり前」の事でも、世界では「当たり前ではない」事は多々あります。
そう言った事柄を踏まえて「言語」を訳さなければ、相手には伝わりません。
つまり通訳/翻訳業とは、言語だけを訳すだけではなく「異文化コミュニケーション」をいかにスムーズにサポートするか?が鍵となるのです。
言語だけに留まらない『文化・ビジネス・心の橋渡し』には、そう言った意味が込められています。
そして「対話と発展のための世界文化多様性デー」にも、この通訳/翻訳業には欠かせない「異言語や異文化を超えた相互理解の促進」と言う意味合いが含まれているとミーハングループは考えます。
異文化に触れる
では、国連が制定した5月21日「対話と発展のための世界文化多様性デー」には、どの様な事をしたら良いのでしょうか?
「文化の多様性の価値をより深く理解し、その保護と発展、文明間の対話を促進させること」が目的のこの日、国連は「美術館や博物館に行くことで異なる文化に触れること、映画や本、音楽を通じて異なる文化について知ること、異なる宗教を持った家族や友人と食事をして人生観を交換することなど、異なる文化や宗教をより深く理解する」事を薦めています。
特にコロナ禍の現在は、実際に足を運ぶことが難しい状況の国もあるので、国連のWebsiteでは「オンライン」で楽しむことを推奨しています。
鬼滅の刃
2021年4月23日に、北米にある1915の映画館で公開された劇場版アニメ映画「鬼滅の刃 無限列車編(英語タイトル:Demon Slayer - Kimetsu no Yaiba - The Movie: Mugen Train)」は、アメリカ映画情報サイト「ボックスオフィス・プロ」調べによると、4月30日から3日間の週末興収が642万ドル(約7億円)で全米1位を記録。
さらにアメリカ映画情報サイト「ザ・ナンバーズ」によると、全世界興行収入は4億7460万ドル(約515億円)で、全世界1位となった事を発表しました(2021年5月10日発表)
情報元リンク:Yahoo News
(SANSPO記事転載)
https://news.yahoo.co.jp/articles/08ede1726a93467436f4d3ee72c04e7ba61fcd01
この状況はつまり、「鬼滅の刃」を通じて日本の文化を世界中の人々が楽しんでいるとも言えると思います。
現在はインターネットの発達により、世界各国の様々な文化を楽しむ事も、昔より気軽に出来るようになりました。
5月21日「対話と発展のための世界文化多様性デー」には伝統的な文化だけではなく、世界の様々なポップカルチャーを、肩ひじを張らず楽しみながら、異文化に触れてみるのも良いかも知れませんね。
カナダ大使館主催
オンライン
ライブドローイング
在日カナダ大使館では「対話と発展のための世界文化多様性デー」を記念して、2021年5月17日 カナダのバンド・デシネアーティスト2人、日本のマンガアーティスト2人が参加するバーチャルイベントを開催します。
バンド・デシネとはフランス語圏で出版されたマンガのこと。白黒で、単行本サイズで出版される事が多い日本のマンガとは異なり、バンド・デシネは大判、フルカラー、ハードカバーなどで出版される事が多く、アート性も高いと言われています。
このオンラインイベントでは、カナダと日本のアーティストがライブドローイングを披露。社会、人間に関するさまざまなテーマをイラストで表現、それぞれのアーティストがどの様にテーマを解釈し描いたのかを話し合うとの事。
参加費は無料、日仏の逐次通訳も入ります。ご興味のある方は、ぜひチェック下さい。
- 開催日時
2021年5月17日 20時~(日本時間) - 参加アーティスト
Cab (カナダ)
Philippe Girard (カナダ)
横井三歩(日本)
真崎春望(日本) - 開催方法
Zoom ウェビナー - 参加費
無料 - 参加方法
以下リンクにて事前登録を行うと、登録後 Zoomイベント会場へのリンクが表示されます
https://bit.ly/3f3ptF8 - 言語
フランス語/日本語
逐次通訳あり - 主催
在日カナダ大使館・広報部 - 共催
ケベック州政府在日事務所 - 協力
モントリオールBD フェスティバル - お問い合わせ
カナダ大使館 広報部
E-mail: TOKYO.CC@international.gc.ca