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コロナ禍で変化した通訳者が担う業務

新型コロナウイルス感染拡大により、私たちの生活は「新しい生活様式」を取り入れた形になりました。この「新しい生活様式」で通訳の仕事はどう変わったのかを今回は簡単にご紹介。

さらに「新しい生活様式」に対応した通訳業務に必要不可欠なスキルをレクチャーする、10月開催のミーハングループ・セミナーのご案内も致します。

コロナ禍で変化した
通訳者が担う業務

今まで通訳者は、機材や環境が全て整った中で、異なる言語を短い時間の中で、いかに確実に訳すかがメインの業務でした。

しかし新型コロナウイルスの感染拡大により、新しい生活様式を踏まえ、多くの会議がオンライン会議アプリ等にて開催される様になり、通訳の業務も大きく変わりました。

コロナ禍で変わった点

以前の通訳業務について

ここで少し、新型コロナウイルスが蔓延する前の通訳者の業務フローについて、簡単にご紹介したいと思います。

通訳案件は、日本の場合、だいたい通訳エージェントを通じて通訳者に依頼があります。

通訳エージェントは、通訳者に代わって依頼案件の内容はもちろん、開催される場所や条件、環境等をクライアントに確認の上、通訳者に連絡します。

また通訳するのに必要な資料等もクライアントと通訳者の間に立ち、エージェントが手配します。

通訳者は、通訳をする会議等の下準備をした上で、エージェントから連絡された日程に会議の行われる場所に出向き、通訳を行います。

通訳を行う環境は、案件によって異なりますが、大きな会議や会見、または同時通訳の場合、専門の音響会社がセッティングをし、会議や会見、通訳に支障が出ない様に機材を調整します。

通訳の種類については、以下記事にて紹介しておりますので、ご興味のある方は、併せてご確認頂ければ幸いです。

通訳と翻訳の違い

コロナ禍で必要となったスキル

コロナ禍以前は、エージェントや音響会社の手配によって、全てが整った環境に足を運び、通訳をするのが通訳者の仕事でした。

しかしながら、現在は冒頭でも書いた通り会議アプリを使ったオンラインでの会議が主流となっています。

このオンライン会議は、他のコロナ禍の状況と同じように、まだまだ手探りな事が多く、それに併せて遠隔で行う通訳業務も環境の整備や、準備、チェック事項等、手探り状態が続いています。

先日、とある通訳者の方が、現在の状況について非常にわかりやすい例え話をされていました。

今までの通訳者は、専門家により完璧に整備された飛行機のパイロットの様なものだった。

途中、乱気流や悪天候があっても、上手く回避したり、対処して、乗客を確実に目的地に運ぶのが任務だった。

つまり整った環境の中で、途中コミュニケーションにおけるトラブルがあっても、最終的には会議が上手くいくように、言語面でサポートし、ナビゲートするのが通訳者の仕事だった。

しかし現在のオンライン会議アプリを使った遠隔通訳では、環境の整備やチェックも自分たちで行う必要があるし、会議中のコミュニケーション・トラブルはもちろんの事、機材トラブルも自分達で対処する必要がある。

つまり通訳者は、通訳をする事はモチロンですが、オンライン会議アプリを使った遠隔通訳の場合、プロの音響会社さんは居ませんし、通訳エージェントもチェックすべき項目をまだ完璧には把握していない為、通訳を適切に行う為の環境整備や、チェックを行うスキルも必要となる訳です。

もちろん、それでさえ、まだ手探り状態ですが...。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大前であれば「インターネットを含むパソコンやデジタル機器は不得意、またはよくわからない」で済んでいた事も、コロナ禍では必要不可欠となる事は間違いありません。何しろオンライン会議は全てパソコンやインターネットを通じて行われる訳ですから。

■参考記事

オンライン開催の国際会議における通訳業務

10月開催ミーハングループ・オンラインセミナー

さて、手探り状態が続いているとは言え、国際会議や通訳を必要とする会議が、全く無くなったわけではありません。

オンライン会議アプリを利用した、遠隔通訳のニーズは日に日に高まってきています。

そこでミーハングループでは、ZoomをメインにしたWeb会議アプリ使用方法他、アプリを利用する際や、遠隔会議で通訳する際に注意すべき点を、通訳者目線でレクチャーするセミナーを下記日程で開催します。

セミナー開催概要

  • タイトル:通訳者目線のZoomの使い方・オンラインセミナー
  • 開催日:2020年10月10日(土)
  • 時間: 午前10時~午後12時30分
    1部・午前10時~11時 (30分の休憩) / 2部:午前11時30分~午後12時30分
  • 内容:Zoomをメインにした 遠隔通訳におけるWeb会議サービス・アプリの使用方法、マナー、準備等、遠隔会議通訳時にアプリを利用する際にチェックすべき点を通訳者目線でレクチャー
  • 料金:5,000円(税別)
  • 開催プラットフォーム:Zoom(URLは申込者に別途連絡致します)

申込方法

  • 申込方法
    氏名、簡単な経歴、連絡先(お電話番号)を記載の上、以下メールアドレスまで、申込締切日までにご連絡下さいませ。
  • 申込・お問合せメールアドレス
    meehan.event@gmail.com
  • 申込締切り日:2020年10月6日
  • 参加条件
    通訳者が対象となります
    (年数・実績は問いません)
    当日はディスカッションを含めた参加型のセミナーになります。

講師他

講師は弊社代表で、AIIC(国際会議通訳者連盟)メンバーでもある通訳者・右田アンドリュー・ミーハンです。

既に様々な条件・環境での遠隔通訳を行っている右田アンドリュー・ミーハンが、現時点での遠隔会議通訳時のチェックすべき点や、マナー、準備等を、AIICの最新情報等も交えながらレクチャー致します。(右田アンドリュー・ミーハンのプロフィール詳細は コチラ からご確認頂けます)

通訳者が対象のセミナーではありますが、通訳を勉強中の方、また社内通訳者の方や、通訳者を用いたオンライン会議開催をお考えの方等もご参加頂けます。

新型コロナウイルス感染拡大により、多くの国際会議やカンファレンスも中止となりました。通訳業務も以前の水準にはまだほど遠く、厳しい状況が続いています。このセミナーが少しでも、現状を打破したい方、新しい生活様式に対応した通訳業務にご興味がある方のお力になれば幸いです。

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